「シロアミがRED WING履くってよ、」
-1- 中古レッドウィングを買って洗ってみた。
「RED WING買おうかな・・・でもな・・・」と思った経験ありませんか?
足が疲れそう・・。値段が高い・・。革靴のメンテナンスって・・・?
レッドウィングのことを詳しく知らないシロアミは、これ全部思いました(笑)
RED WINGが似合うファッションもわからないし、RED WINGに全く興味がない!(笑)
でもな・・担当になったのにRED WINGを1足も持っていない、履いたこともないってのはさすがに良くない。
ってなわけで、
「シロアミ RED WING履くってよ」
で?何を履く?・・・ベックマン? ペコス? エンジニア? クラシックモック? クラシックラウンド?
ポストマン? ラフ&アウト? オロラセットポーテージ? オロレガシー?
・・・わからん・・・。
私の希望はただひとつ。
「イヌ」!!!
羽よりイヌがいい。理由なんて簡単。犬の方が可愛いから(笑)
(正式名称は犬タグ【復刻や刻印など有】と羽タグ【刺繍やプリントなど有】と言うらしい。)
そんなわけで、RED WINGを愛してやまない上司に相談しました。
「RED WING買いたいんですけど。イヌが付いていて私に一番似合うやつ選んでください!」
そして届いたのがコチラ。
希望の犬タグ!!
だけど・・え・・なにこれ?
汚いし、カビ生えてるし、けっこう臭い(笑)
とにかくこのイヌを履けるところまでメンテナンスをしていこうと思います。
(正式名称はアイリッシュセッター6インチモック ブラック「クローム」と言うらしいですが、長いので私は「イヌ」と呼びます。)
サイズはUS4(約22cm)。USサイズって、何センチよって思っていましたが、USサイズに+18をすればcmに変換できるってことを知りました。
※シロアミオリジナル計算式につき、サイズ違いなどの責任は負いかねます。
そんなこんなでこの「イヌ」をキレイにしていきたいと思います!!
BINGOODで販売している商品と同じ手順でクリーニングしていきます。
まずは、イヌをオゾンの機械に入れます。
この機械には消臭・除菌効果があるそうです。その威力はなんと!!
99.9%以上の除菌率に塩素の7倍の殺菌力...
そして活性炭の約170倍の脱臭力。
主婦としては家に1台欲しいところです。
10分ほどして出してみると、あら不思議。嫌な臭いは消えています。
次にクリーニングですが、今回はこちらを使っていきたいと思います。
①水(水洗いの場合に使用します。)
②ステインリムーバー(水性タイプの汚れ落とし)
③ステインクレンジングウォーター(オレンジ成分)
④モールドクリーナー(クリーニング後のカビ予防)
⑤サドルソープ(レザー用石鹸)
⑥クロス(汚れなどを拭き取る場合に使用します。マイクロファイバーがおすすめ。)
⑦クリーニングスポンジ
⑧クリーニングブラシ
⑨歯ブラシ
⑩リムーバークロス綿100%
⑪メガホースブラシ(馬毛ブラシ)
BINGOODでも取り扱いしていますR & Dさんのシューケア用品「M.MOWBRAY(モウブレイ)」シリーズのケア用品たちです。
R & Dさんに教えていただいた通りに進めていきたいと思います。
まずは、⑪「メガホースブラシ」で靴についた埃を落としていきます。
ブラシを持った感想は、まずデカい。
身長150cmほどしかないシロアミには、大きすぎてちょっと持ちにくいかな、という印象
(全長約20.5cm)。でも使ってみると、広い範囲で埃が落とすことができるし、毛先が柔らかく革の隙間まで入り込んで使いやすいです。
最初の埃落としは馬毛。
馬毛のブラシって少し白いけど白馬なのかな...?
白馬と言えばこれしか知らない・・・。
次に②「ステインリムーバー」を使って靴表面の汚れ、汗、雨染みや古いクリームを落としていきます。
リムーバークロスを指に巻き付け、ステインリムーバーをよく振ってからクロスにとり、革表面を撫でるように拭いていきます。
クロスを指に綺麗に巻くのが意外と難しい・・。
古いクリームを落とすことで次にクリームを塗った時に浸透性が向上し、表面の通気性も維持されるそうです。
お化粧をとるクレンジングみたいなことですね。
革のお手入れってちょっと手がかかる・・と思いましたが、頻度はそんなに多くなくて大丈夫だそうです。
次に革をウォッシュしていきます。
⑦「クリーニングスポンジ」で靴全体を濡らします。
⑤「サドルソープ」に水を少々入れ、⑧「クリーニングブラシ」で泡立てます。
泡を靴全体にのせ、小さな円を描くように洗っていきます。
クリーニングスポンジで表面に残った汚れや泡を落とし⑥タオルで水気を拭き取ります。
ここまでは意外と簡単でした。
このまま乾かしてもOKですが、靴を縫ってある糸(ステッチ)の汚れが気になったので、追加で洗ってみました。
ちょっと毛が硬めの⑨歯ブラシに③「ステインクレンジングウォーター」をたっぷりつけて、ゴシゴシ。天然成分(オレンジオイル・キャスターオイルなど)が配合されている汚れ落としとのことですが、これは良い!
汚れもよく落ちるし、オレンジの香りが爽やかです。
⑩リムーバークロスで拭き取って終了です。
そしてもう1つ追加。
靴紐を通す穴(ハトメ)まわりについた緑青-ろくしょう-(金具部分付着している緑色の錆)が気になったので、爪楊枝でガリガリしました。ハトメに詰まった泡は綿棒でフキフキしました。
更にもう1つ追加。
カビが生えていたので、④カビ発生の防止剤「モールドクリーナー」を靴の外、内側にもスプレーし、布で拭き取ります。
オゾンの機械などがない場合は、一番初めにモールドクリーナーをスプレーしてカビを拭き取ってから他のメンテナンスを始めた方が良いですね。
カビ菌は人体にも害があるので、吸い込まないようにし、使用した布などはすぐに処分します。
そして最後に、シューツリーを入れて日陰で乾かします。
シューツリーを入れておくと型崩れしなくなりキレイな形を保ってくれるのでおススメです!
クリーニング前と後の比較-----
左:クリーニング後 右:クリーニング前
埃っぽさが消えて本来の黒色が少し戻ってきました。細かな傷汚れも取れて全体的にキレイになりました。
ここまでの所要時間は、約60分でした。
状態などによっては、もっと短時間でできそうです。
今日の感想は、「まあこれくらいならできそうかな」です。
嫌々始めましたが(笑)、綺麗になっていく工程を見ると案外楽しかったです。
今までブーツのメンテナンスをしたことがない人も、一度お試ししてみては?
次回。
シロアミがRED WING履くってよ、‐其ノ2-
「ソールカスタムに悩む!?」
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