「シロアミがRED WING履くってよ。」
-2- 中古レッドウィングのソールカスタムに悩む!?
突然ですが、靴のこの部分、なんていうか知っていますか?
シロアミ的には「クツゾコ」。(笑)
ブーツ界では「コバ」と呼ぶらしくて、木工関連の「木端(こば)」に由来してるそうです。英語圏では「edge」と呼ばれ「断面」的な意味合いらしいです。
レッドウィングの中でもいろいろな「クツゾコ」があるようですが、シロアミがメンテナンス中の「イヌ」(アイリッシュセッター6インチモック)の場合は、上から
「ウエルト」
「ミッドソール」
「アウトソール」
の3層になっているそうです。
レッドウィングが「一生モノ」と言われる理由があるそうで・・。
その理由の一つが『すり減ったソールを張り替えて履くことができる!』。
なるほど。
だからRED WINGブーツは何十年と履くことができるんですね。
シロアミが子供のころは、駅やショッピングセンター内に靴の修理屋さんをよく見かけました。OLさんがお店前の丸椅子にスリッパ姿で座って、折れたヒールを修理してもらっているなんて姿もよく見たなぁ・・。
そんなわけで、シロアミブーツ「イヌ」をどんなカスタムにしようか考えていきたいと思います。
BINGOOD(ビングッド)では、Vibram(ビブラム)製のソールをお取り扱いしています。
ストックの中から、ちょっとお借りして、イメージしていきたいと思います。
まずは、US Vibram #4014 ゴム入りスポンジソール。
オフホワイトとブラックあり。
オフホワイトはオリジナルに近い感じかな。
ブラックはこんな感じ。
なるほど・・。ちょっとワイルドすぎるかなぁ...。
次は、Vibram(イタリア)#1136 登山靴用ユニットソール。
ブラックを履いたらこんな感じ。
見た目はかっこいいけど、シロアミ的にはちょっと厚みが薄いかな・・。
ちょっとでも足を長くしたい(笑)
最後に、US Vibram #430ソール+#430ヒール。
エンジニアブーツなどに使用されているオイルレジスタンス(他油性)ゴムを使用。
油に強く、滑りにくいってことかな・・。
ソールとヒールの間に革を挟んで高さ調節もできるらしい・・・。
どれがいいかな。
とても悩む。
オリジナルのソールもまだそんなに削れていないし、まだ履けるか・・。
よし!決めた!!
ソールの張り替えなしで!!!(笑)
RED WING 記念すべき1足目ですし、オリジナルでいきたいと思います。
ソールが削れて、交換時期が来たら、ソールカスタムを考えたいと思います。
でも、コバの汚れが気になります。
当店の靴職人はメンディングマシーンって機械で削るらしいのですが、今回は自分で最後までメンテナンスしたいので、紙やすりで削ってみることにします。
その辺に置いてある紙やすり6種類を勝手にお借りしてきました(笑)
・・どれだけ削れるのか分からないので①2000番から試してみます。
お!...なんかちょっと黒くなった!!
汚れを取りたいのに更に黒く汚れてしまいました。やすりが黒いからかぁ・・。
そんなわけで、②、③のやすりも黒なので却下。
次に⑥240番の白で試してみます。
なんだかツルツルしすぎ。
元のソールみたいにゴツゴツした粗い感じにしたいな。
そんなわけで、次、②100番
いい感じです。
①60番も試してみます。
いいですね。
一番目が粗く、良い感じですが、汚れが若干とれていない・・
というわけで、決めました。
シロアミ的NO.1やすり。
①60番→②100番
これでいきます。
※基本的に、やすりは小さい番号(目が粗い)から徐々に番号を大きく(目を細かく)していくのがポイントらしいです。
なかなか良いです。
あ!!!!
しまった!!!
ウエルト部分まで削ってしまいました。
ウエルト部分はなるべく削らず残しておきたいので、マスキングテープを貼っていきます。
一周ぐるっと貼ります。
カーブ続きなので、長いテープだとずれてしまいます。テープを短めにして調整するとうまくいきました。
①60番で粗削りして、汚れが残っている箇所を②100番でやすります。
マスキングテープを剥がすと・・
良い感じではないでしょうか。
結果は・・・
根気がいる作業ですが紙やすりでも「コバ削り」はできます!!
ポイントは①白色の紙やすり ②マスキング ③根気 です!
今回は、室内で新聞紙の上でコバを削りましたが、できれば屋外の方が良かったかもしれません。削った粉が宙を舞う・・
夏に実践される際は、扇風機を停止しておくことをおすすめします。
ブーツを履いていて汚れがついたり変色したりどうしても気になる方は試してみてください!
・・・ソール、ソールと言ってると「ウルトラソウル!Hey!」ってどうしても叫びたくなります。
次回。
シロアミがRED WING履くってよ。-其ノ3-
「主婦とレザーは保湿が大事!?」
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